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理一の中の一番深い部分を一総の切っ先がえぐる。
これまで拓かれてきた体がもっとと刺激を求めて震えた。

回した腕が思わず一総の背中を引っかく。

「……傷つけるなと命令して欲しい。」

理一が熱い息を吐き出した後伝える。

「道具を使ってじゃないんだ。別に大した傷にはならないさ。」

一総がの笑い声が振動になって理一に伝わる。

「そもそも、普通なら骨まで切り裂いているはずだろ?そんな感触が無いなら、大丈夫ってことだ。」

もう何もしゃべらせないとばかりに一総は理一の唇を自分のそれを押し付ける。
そうしてから、一総は抽送を再開した。

「んぅっ~っ!!」

ゴリゴリと奥のいい部分をこすられてのけぞる理一を満足そうに見つめた後、口付けたままの唇に差し入れた舌を理一の歯茎に沿って撫でるように動かした。

たまらなかった。理一は今まで感じた事のない強い快楽と多幸感に包まれながら理一は果てた。
ほぼ同じ瞬間に、理一の中で一総もはじけた感触がして、それが嬉しくて思わず微笑んでしまった。

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